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はじめに|マレーシア旅行前に知っておきたい「現地の支払い事情」
海外旅行でよく悩むのが「現地での支払い方法」。
この記事では、マレーシア在住の筆者が実際に使ってわかった、現金やクレジットカード、電子マネーの使い勝手や注意点をわかりやすく解説します。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新の操作方法やサービス内容については、各電子決済サイトの公式ホームページにてご確認ください。
✅この記事でわかること
- マレーシアの通貨「リンギット(RM)」の基本
- 両替やATM引き出しのおすすめ方法
- クレジットカードの利用状況と注意点
- 電子マネー(Touch’n Go・Grab Pay)の特徴と使い方
- 旅行者におすすめの支払い方法の使い分け方
マレーシアの通貨「リンギット(RM)」とは?【基礎知識】
💸リンギットの紙幣・硬貨の種類

マレーシアの通貨は「リンギット(RM)」で、紙幣はRM1、2、5、10、20、50、100があります。
硬貨は1、5、10、20、50セントがありますが、
RM2紙幣や1・5セント硬貨はほとんど流通していません。
日常の支払いでの使い方のポイント
少額の買い物では小銭がよく使われ、10リンギット以上の紙幣はおつりが出にくい場合があります。
屋台やコンビニで「少額のお金ない?」と聞かれることも多いので、小銭は少し持っておくと便利です。
リンギットの両替とATMからの現金引き出し【どこが得?】
両替所の選び方
- 空港やホテルの両替所は利便性は高いが、レートはあまり良くないことが多い
- 市内の繁華街(ブキッビンタンなど)にある両替所のほうが良いレートで両替可能
ATMでの現金引き出しが便利
Wise(ワイズ)などの国際デビットカードを使えば、現地ATMで直接リンギットを引き出せて手数料・レートが安い場合が多いです。)
↓Rilyさんのこの動画も参考になるかと思います。↓
現金はどんな場面で使う?【持っておくべき理由】
キャッシュレスが進むマレーシアでも現金の役割
都市部やショッピングモールではカードや電子マネー決済が主流ですが、
- 屋台や市場など一部現金のみの店舗
- 有料トイレ(例:観光地のアロー通りから近いLOT10のトイレは、1人RM0.5が現金で必要)
など、現金が必要な場面もあります。
最低限の現金は持ち歩くのがおすすめ
トラブル時の備えや、現金しか使えない場所のために少額のリンギットは持っておきましょう。
💳クレジットカードの利用状況|どこまで使える?
マレーシアでは、都市部でのキャッシュレス決済が非常に進んでおり、
ほとんどのモールやレストラン、カフェ、ショップ、コンビニでクレジットカードやデビットカードが使えます。
(Statista Digital Market Insights; Statistaによると、
マレーシアにおけるデジタル決済サービスの推定普及率は、2024年で67%を超えています。
とても高いですよね)
特にVISAやMasterCardが広く受け入れられており、
日本で作ったカードも基本的に問題なく利用できます。
ただし、アメリカン・エキスプレス・JCB・ダイナースなどはほとんど利用できないので、注意が必要です。
個人的におススメは、エポスカード。
利用付帯ですが、海外旅行保険がしっかりついていますし、マルイでの10%オフも嬉しいですし。
プラチナだと、プライオリティパスの権利がついてきて、世界の空港のラウンジが使えます。
(もちろんマレーシアのKLIA空港のラウンジも使えます!)
また、マレーシアでは多くの店舗がタッチ決済(非接触決済)に対応しています。
カードをかざすだけで、スムーズに支払いが完了するので電子マネー感覚で利用でき、非常に便利です。
カードのスキミング被害も多いのでスキミング防止の財布やケースがおすすめ
📱電子マネー:Grab PayとTouch’n Goの違いは?
✅Touch’n Go/Suicaのような交通系電子マネー
マレーシアにも電子マネーは複数あります。もっともよく見るものは、「Touch’n Go」という電子マネーです。

これは日本のSuicaのような交通系電子マネーで、鉄道やバスでの移動に使用するのはもちろん、
コンビニやファストフード店・レストラン等、割とどこでも利用できます。
Touch’n Goのカードは駅の窓口で購入でき、専用アプリからトップアップ(チャージ)することも可能です。またe-walletとしてアプリのみで決済することも可能です。
しかし、観光や短期旅行の場合、公共交通機関を頻繁に利用しない場合はTouch’n Goが必須というわけではありません。
特に、タクシーや配車アプリをメインで利用する場合は、Touch’n Goを無理に準備しなくても問題ありません。
✅Grab Pay/比較的旅行者にも使いやすい電子マネー
もう一つ便利な電子マネーとして、マレーシアの配車アプリGrabの中にあるGrab Payがあります。Grabは、タクシー配車やフードデリバリー、ショッピングなど多機能を備えたアプリで、
その中の機能のGrab Payを利用して支払いをすることができます。
Touch’n Go同様に、コンビニ・スーパー・レストランなど幅広く利用することができます。
・使い方も非常にシンプルです。レジで「Can I use Grab Pay?」と伝え、
アプリ内のQRコードを読み取ってもらう/または提示されたQRコードを読み取ること で支払いが完了します。
店によっては、金額を自分で入力する場合もありますが、基本的には日本のPayPayのような使い勝手です。
↓Grabアプリを開き、右上のスキャンマークからGrab Payに行けます

↓スキャン画面が出るので、この画面でお店のQRコードをスキャンすれば支払い画面に行きます。
利用前にトップアップ(チャージ)しておくことが必要なので、右下の「Top up」を押します

↓100・150・500などの中から、金額を選ぶか、直接入力してトップアップすることができます。

ただし、私の場合は、日本のクレジットカードを登録しているためか、トップアップ(チャージ)に上限があり、RM500までしかチャージできないという制限がありました。
またトップアップには1%の手数料が発生します。
✨【まとめ】旅行者におすすめの支払いスタイルはこれ!
支払い方法 | 使いやすさ | 備考 |
---|---|---|
クレジットカード | ★★★★★ | VISA/MasterCardが主流 |
Grab Pay | ★★★★☆ | タクシー・レストランに◎ |
Touch’n Go | ★★★☆☆ | 公共交通機関利用時に便利 |
現金(RM) | ★★☆☆☆ | トイレ・屋台など限定的に |
ほとんどの場面でキャッシュレス決済が可能です。
特に都市部では、現金が必要になる場面は非常に少なく、ローカルレストランでもクレジットカードや電子マネーでの支払いが一般的です。
ただし、まれに現金のみしか使用できないまたはGrabpayが使えないといったシーンがあるため、
少額の現金を持っておくと安心です。
コンビニや少額の決済はGrab Payかクレジットカードで、ある程度の金額になる支払いはクレジットカードで済ませるなど、状況に応じて使い分けています。
このように、マレーシア旅行では、クレジットカードや電子マネーが非常に便利です。特に短期の旅行者であれば、現金の準備は最低限で済ませ、あとはキャッシュレス決済をメインに考えると快適な旅を楽しめるかと思います★★
最近、遊びに来てくれる友人たちは、みな両替せず、クレジットで支払い、
どうしても現金(またはQRコード)での支払いが必須の場合は私が立て替えて後で精算
といった形でも十分楽しめています。