子どもはマレーシア移住を嫌がらなかったのか?
マレーシアへの移住が決まったとき、娘はさまざまな感情を抱えていました。
親として、この大きな変化が子どもにどのような影響を与えるか、とても心配していました。
渡航から1ヶ月が経った今では、子どもは毎日楽しそうに学校へ通っており、新しい環境にも徐々に慣れてきているようです。
よく、「マレーシア移住について、子どもの反応はどうだったの?」と聞かれるので、娘の状況をご共有できればと思います。
最初の抵抗と不安
「マレーシアに住んでインターナショナルスクールに通うことを考えているよ」と伝えた当初、
娘は非常に強い抵抗感を示しました。
一番の理由は、やはり仲の良い友達と離れることが、考えられなかったようでした。
日本での保育園・小学校生活で築いた友達との絆は非常に強く、
お友達と離れることに対して大きな不安を感じていました。
さらに、新しい国で英語を使うことへの不安もありました。
公立の小学校のお友達の中では「英単語をよく知っている部類」に入ると、本人は自認していたようですが、もちろん十分に話せるわけではなく、コミュニケーションの面でも大きく不安を抱えていました。
実際の見学で、マレーシアの学校に通うイメージがわいた
教育移住をとても嫌がっていた娘ですが、大きく気持ちが変わったのは、
実際に学校見学に行ったことがきっかけでした。
マレーシアの学校見学は、
表の目標は、学校見学し、実際に通う学校を絞り込むことでしたが、
裏の目標は、娘のマレーシアモチベーションを上げること
だったので、
【日本と変わらない部分ももちろんあること、暮らしやすいさ、住んだらこんなに楽しいかも】
という感情になってもらうことをゴールに組み立てていきました。
実際にマレーシアの学校を見学に行ったとき、先生や生徒たちがとてもフレンドリーで、温かく迎えてくれたことが大きかったです。そのおかげで、子どもも「ここでやっていけるかもしれない」と感じることができ、少しずつですが前向きな気持ちを持ち始めました。
また、実際の学校の様子が、日本の学校と比べると、施設が整っていたり、スナックタイムがあったり、自由で楽しそうに感じたことも、気持ちの変化に大きな影響を及ぼしました。
日本の友達とのつながりを維持する工夫
日本にいるお友達とは、一時帰国をするタイミングで遊ぶこと、
たまに、任天堂SWITCHを通じてオンラインで遊ぶことなどで、ゲーム内のチャット機能などで遊んでいます。
つながりを維持する案をいくつか提示することで、少し安心感を持つことができたようです。
マレーシアでの新しい友達作り
マレーシアでの生活が始まると、すぐに新しい友達ができました。
特に、マレーシアには日本人コミュニティがあり、その存在が大きな助けになりました。
年齢の近い日本人の友達が学校にいてくれることで、
不安の多い最初の期間を安心して学校生活を送ることができました。今も全く嫌がることなく、学校に通えています。
(もちろん語学の習得の観点でも、これから多くの生徒とコミュニケーションを取ってもらいたい、、、)
日本の友達に移住を伝えたタイミングと方法
日本にいる友達や学校に、マレーシア移住のことをどのタイミングで伝えるかも悩みました。
学校には、まず4月の新学期に行われた個人面談で、担任の先生に移住の可能性とその時期について話しました。通っていた学校では、何人かインター校に通う生徒や、海外に引っ越す生徒もいたようで、学校側も手続きに一定慣れており、その後の対応もスムーズに進みました。
お友達に伝えたタイミングは、
インター校の学校の入学テストが終わった後、入学が確定したタイミングで、
仲の良い友達に対して直接移住の話をしました。
友達も驚いていましたが、すぐに応援してくれるようになり、旅行に行ったり、送別会をしてくれたり、日本での楽しい時間を過ごすことができました。
感謝の気持ちを込めたプレゼント
渡航前に、これまでお世話になった友達や先生方に感謝の気持ちを伝えたいと思い、
ちょっとしたプレゼントを用意しました。
クラスの友達には、先生の許可を得て、鉛筆と消しゴムのセットを配り、
手書きのお手紙も添えました。
習い事で一緒だった友達や特に仲良しの友達には、名前の刺しゅうが入ったハンドタオルやお菓子をプレゼントしました。ハンドタオルはお揃いにして、娘もマレーシアで大切に使っています。
子どもが新しい環境でどうやって馴染んでいったのか、ざっくりとですがこんな感じでした。
移住って本当に大きな決断だけれど、子どもの気持ちも最大限大事にして進めたいと思っていました。
まだ始まったばかりで、これからどうなるかも未知数ですが、少しずつ、乗り越えていけたら、、、
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