【2025年最新】シェムリアップ空港ガイド|カンボジア入国ビザ・市内アクセス・施設・e-Arrival完全解説

海外旅行

2023年10月に新たに開港したシェムリアップ・アンコール国際空港(IATA: SAI)は、カンボジア・アンコールワット観光の玄関口として世界中の旅行者を迎えています。最新の設備を備えた広々とした空港で、快適に利用できます。

この記事では、カンボジア入国に必要なビザの取得方法、入国手続き、市内へのアクセス手段、空港内施設情報まで、実体験をもとに詳しく解説します。これからシェムリアップを訪れる方は、ぜひ参考にしてください。


シェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)の基本情報

項目内容
正式名称Siem Reap–Angkor International Airport
IATAコードSAI
開港日2023年10月16日
所在地シェムリアップ中心部から約40km
運航便国際線・国内線ともに新空港へ完全移行済み

アンコールワット遺跡群からほど近い旧空港(REP)は2023年をもって閉鎖され、
現在は全フライトが新空港へと集約。
移動距離が伸びた分、施設は最新・広々で快適な造りになっています。

空港はとても広くきれいですが、実際は利用者も少なく、昼間でも人や飛行機がほとんどいない静かな空港でした。

人のいないチェックインカウンター(昼間です)


飛行機がなかなか見えない空港

カンボジア入国に必要なビザと最新手続き【2025年版】

カンボジア入国には観光ビザ(T-class)が必要です。簡単なのは以下2つの方法から選べます。

① e-Visa(電子ビザ)の事前取得が便利

カンボジア入国には観光ビザ(T-class)が必要です。
旅行前にオンライン申請できる
e-Visa(電子ビザは、時間に余裕のある方におすすめ。)

  • 取得先: https://www.evisa.gov.kh/(カンボジア外務省公式)
  • 費用: 約30ドル(クレジットカード決済)
  • 注意点: PDFを印刷して持参する必要あり(スマホ画面では不可の場合あり)
  • 所要日数: 通常3営業日以内

② 空港での観光ビザ取得(アライバルビザ)も簡単

ビザを取得していない場合も、シェムリアップ空港でその場で取得可能です。
私たちは空港で取得しました。

実体験レポート:
到着後、入国審査前に「Visa on Arrival」カウンターがあり、
「ビザをまだ取得していない」と伝えると、係官から観光かビジネスかの確認があります。
「観光」と答えると観光用レーンを案内され、そこからは以下の流れ:

  1. パスポート提出
  2. 30ドルを支払い
  3. 領収書とパスポートを受け取り

その後、入国審査ブースでレシート・航空券・パスポートを提示すると、
ビザシールがパスポートに貼られて入国完了。英語での簡単なやりとりのみで済みます。
クレジットカードでの支払いも可能でした。

流れ作業になっており、とても簡単だったので、ビザ未取得で空港についても全く心配はいりませんでした。

③ デジタルアライバルカード(Cambodia e-Arrival)も必須!

2024年以降、入国カードや税関申告書はすべてオンライン化され、紙の提出は不要に。
その代わり、「Cambodia e-Arrival(CeA)」というアプリでの登録が義務化されています。

  • 登録方法:
    • アプリ「Cambodia e-Arrival(CeA)」をスマホにダウンロード
    • パスポート情報・フライト情報・滞在先を入力
    • QRコードが発行されるので、スクリーンショット保存
  • 提示タイミング: 入国審査時に係官へ提示
  • アプリは日本語対応していました
    現地空港でも登録可ですが、通信不安定なため事前登録がおすすめ
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本屋でいくつか比較したけどこれが一番詳しい

入国審査の流れと必要書類

入国審査では、以下の3点を提示しました:

  • e-Visa(またはアライバルビザのレシート)
  • パスポート
  • 帰国用の航空券

対応はとてもスムーズで、デジタルアライバルのQRコードを見せるだけでOK。
紙の記入や税関申告書提出などは一切ありません


シェムリアップ空港から市内へのアクセス|タクシーとGrabを徹底比較

シェムリアップ空港(SAI)は市街地から約40kmとやや離れた場所にあります。

① Grab(グラブ)|配車アプリで手軽に移動

Grabはカンボジアでも利用できる定番アプリ。
空港の無料Wi-Fiに接続すればすぐに利用可能です。

  • 支払い: アプリ決済または現金(米ドルでも可)
  • 乗車場所: ターミナル出口から少し歩いた配車ゾーン
  • 所要時間: 約50分(時間帯による)
  • 時間によって金額等が異なります。私たちが着いた時間(金曜16時頃)で、37ドルほどでした。

    👉 Grabはアジア旅行の必須アプリ!日本出国前に登録しておくのがおすすめです。
    シェムリアップ市内では、Grabでトゥクトゥクも簡単に配車でき、安くてとても便利に移動できます。

② 空港公式タクシー|定額35ドルで安心

もう一つの選択肢が空港の公式タクシーサービス。ターミナル出口すぐにカウンターがあります。
(というか、同じポロシャツを着た運転手さんたちが営業してくれます)

  • 料金:14,000リエル(35ドル)で固定制(交渉不要)
  • 予約不要: 到着後にすぐ手配可能
  • 英語対応OK・荷物が多い人向き

私たちは、Grabよりもドル換算では安かったため、こちらを利用しました。
運転手さんの「レクサス(!!)」で50分ほどのホテルのドライブもとても快適でした。


ちなみに、レクサスの遺跡貸し切りツアーもあるようでした。車かバンなので、40ドルとちょいとお高め。(トゥクトゥク1日貸し切りなどを街中にたくさんある観光デスクでお願いする方が安いかと)

空港内施設とサービス

📶 SIMカード販売・購入手続きの流れ(所要時間:5〜10分)

利用できるキャリア

  • 到着ロビーを出てすぐのエリアに、Metfone、Cellcard(Mobitel)、Smart Axiataの公式ブースがあります。

購入の流れ

  1. ブースでプランを確認・申込み
    各社とも「1日・7日・30日」などのプランが用意されており、主に「データ通信量」「通話の有無」で料金が変わります。
    例:7日間 5〜10ドル程度(データ通信のみのプランが人気)
  2. パスポート提示
    購入時にパスポートの提示が必要です。スタッフがコピーまたは写真を撮ります。
  3. SIMカード装着&開通設定
    スタッフがSIMの装着からAPN設定まで、すべてその場で実施してくれます(iPhoneもAndroidも対応可)。
  4. 動作確認
    スタッフと一緒に、インターネット接続確認・電話発信確認(必要な場合)を行います。
  5. 支払い・完了
    現金(米ドル・カンボジアリエル)または一部ブースではクレジットカードも利用可能です。

所要時間: 混雑がなければ 5〜10分程度。英語対応で、初心者でも安心です 。
補足: 物理SIMの他、MetfoneやSmartなどではeSIMも提供されています 。

家族は現地でSIMを購入しましたが、
私は、楽天モバイルがそのまま現地SIM不要で利用できました!


☕ カフェ・飲食コーナー

保安検査前(チェックイン・到着エリア)

  • Angkor Kopitiam
    地元運営のカフェで、ビーフロックラック、ラクサ、パスタなどを提供。毎日 06:00~23:00営業
  • Taste of AsiaBoost JuiceDairy Queenなどもあり、到着後すぐの軽食・ドリンクにもぴったりです。

保安検査後(出発ゲート付近)

  • The Coffee ClubDim Sum EmperorsBurger KingCrushlyが集まり、搭乗前の軽食に便利です。
  • RoboBarista:24時間稼働するセルフ式コーヒーマシンで、席待ち無く利用可能
  • 小型売店では、ボトルドリンクやスナックをはじめ
    クッキー、コショウ、スキンケア用品などの定番のお土産も売っていました。
    買い忘れや買い足しにも対応可能です。

保安検査エリアにあるアンコールワット風モニュメント

両替所・ATM

到着ロビーに設置された両替所ではリエル⇄米ドルの両替が可能。市街地よりレートは劣るため、最低限にとどめ、市内での両替が賢明です。ATM(Visa/Mastercard対応)もあり、米ドルを引き出せます。


私たちはいつもATMからwiseで引き出しています。今回も空港ATMで米ドルを引き出しておきました。
現金が必要なシーンも多く、途中追加でATMで引き出しました。


まとめ|入国も移動も準備すれば簡単!

カンボジア・シェムリアップは「ビザや入国が難しそう」と感じがちですが、実際はとてもスムーズ。
事前準備(e-Visaやデジタルアライバル)+空港での選択肢を知っておくことで、不安なく旅がスタートできます。

✔ ビザはe-Visaでも現地取得でもOK
✔ 入国にはデジタルアライバル登録が必須
✔ 市内移動はGrabまたはタクシー(35ドル)で!

この情報が、あなたのシェムリアップ旅行の参考になればうれしいです!

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